「灯籠流し」
2018.08.18

今日の松江はお盆前の暑さが嘘のように感じる爽やかな朝を迎えています。昨日も日中は夏らしい暑さになっていましたが朝晩は時折、秋を思わせる風が吹いていました。★お盆も終わるこの時期には、お盆にお迎えした精霊を送る「灯籠流し」が全国各地で行われます。松江でも一昨日は松江大橋南詰め付近で松江仏教会の主催により「灯籠流し法要」が執り行われていました。この日は私も夕刻からこの「灯籠流し法要」に出掛けましたが、画像はその時に撮影したものです。日中は小雨も降る不安定な一日でしたが夕方からは雨も止んで涼しい風の吹く穏やかな天気の中、大勢の方々がお出かけでした。大橋川周辺から宍道湖畔にかけて静かに流れる灯籠の姿は幻想的で美しい光景ですね。この灯籠流しとともに私たちのお盆も終わり、このあと盆提灯や精霊棚の収納のお手伝いで数日間だけ忙しくなります。★朝夕はさすがに過ごしやすくなりましたが、明日からはまた日中の気温は上昇する予報になっているようです。
「お盆」
2018.08.11

今日の松江は雲の多い朝を迎えました。全国的にも所々で雨雲がかかっているようです。★立秋を迎えて猛烈な暑さは峠を越えたように感じますが、まだまだ暑い夏は続きそうですね。裏庭では7月から伸び始めた朝顔と胡瓜の葉が暑さを遮る役割を果たしてくれて本当に助かりました。今年は朝顔の花が思うように咲かず心配していましたが、8月に入ってから一気に開花したようです。★来週からはいよいよお盆。久方ぶりにお初盆を迎える方々や初めてお盆を経験される方々、また例年通りのお盆を迎える方々にとっても、お盆はご先祖様との距離が一番近くなる時期。お盆にはお墓参りをしてお仏壇にはお盆のお供えをし、ご先祖様の思い出話などをしたいものですね。★私たちにとっても一年で一番忙しい時期が終わろうとしています。日頃のご愛顧に改めて感謝申し上げます。母里佛具店ではお盆の期間は15日(水)まで通常通り営業いたします。16日、17日はお盆休みとさせて頂きますので宜しくお願い申し上げます。
「夏本番」
2018.07.31

今日の松江は朝から夏空が広がりました。台風が過ぎてから再び気温が上昇しているようですね。★私たちもお盆を前にしていよいよ慌ただしくなってきました。仕事では島根半島の海岸沿いも走りますが、夏の日本海の眺めも素晴らしいですね。何気なく通過してしまう県道からの景色ですが、透明度の高い海の美しさには思わず息を呑んでしまいます。画像は美保関町にある「玉結湾」で、画像では分かりにくいですが、右手の浮島のような小島には「明島神社」が鎮座しています。この辺りは「惣津浦」と呼ばれる地区で、「島根半島の四十二浦」のひとつに数えられているそうです。島根に住んでいてもまだまだ知らない美しい場所がありますね。島根半島には古くから、汐汲みをしながら浦々の神社を巡る「四十二浦巡り」といわれる信仰習俗があって、そのうちの十二の浦が美保関にあるそうです。「明島神社」には海の守護神が祀られているそうですが、現在でも9月1日には例祭が執り行われるということで、前夜の8月31日の宵宮には島の周囲から神社まで提灯が灯り、とても幻想的な光景になるそうです。★今週から来週にかけても好天で気温も高くなる予報になりました。いよいよ夏本番ですね。
「打ち水」
2018.07.23

全国的に厳しい暑さになっていますね。20日には松江でも37度の最高気温を記録したそうです。★今日は暦の上での「大暑(たいしょ)」を迎えました。1787年(天明7年)に江戸で出版された暦の解説書である「暦便覧」によれば「大暑」について「暑気いたりつまりたるゆえんなればなり」とされ、本格的に「夏の暑さが極まる頃」とされていたようです。ただ、今年は暦よりもずいぶん早く暑さのピークを迎えているようですね。また、「大暑」の頃には暑気払いとして井戸水や雨水を利用して「打ち水」なども行われるようになったそうです。「打ち水」とは玄関先や道路に水を撒くことで、その気化熱によって地面の熱を大気中に逃がして涼しさを得る方法です。もともとは「水を打って神様の通り道を清める」という神道的な意味合いがあったそうです。「茶道」などでは来客を招く際の礼儀作法のひとつとして季節に関わらず行われることが知られています。最近ではエアコンの普及などで「打ち水」などの光景も見なくなりましたが、なんとも風情のある納涼術ですね。★夏の暑さが本当に極まっているようです。私たち自身の水分補給も忘れてはなりませんね。