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「金の誕生」

2026.01.10

1月6日の午前10時半過ぎに山陰地方を中心とした比較的大きな地震が発生しました。島根県東部と鳥取県西部では確認されている活断層は少ないようですが、未確認の活断層もあるのではないかという指摘もあります。今一度防災意識を高めて、引き続き注意しなければなりませんね。★今年は金箔業務で一年がスタートしました。私たちは普段から何気なく接していますが、「金」はいつ頃から取り扱われるようになったのでしょうか? 金の誕生については謎が多いものの、最も古い金の加工技術を持っていたのは古代メソポタミア文明のシュメール人であったと考えられています。その後、トラキア文明やエジプト文明の遺跡からも金製品が出土していることから、広い地域の人々が金の高い加工技術を持っていたと見られています。★日本に金製品が伝わったのは弥生時代に漢の皇帝から委奴國の王に「金印」が贈られたのが始まりで、奈良時代になると日本国内でも金が採掘されるようになります。陸奥国小田郡(宮城県)で採れる砂金は高純度であり、752年に完成した奈良・東大寺の大仏はここで採れた金が使用されたそうです。その後も各地で金が採掘されるようになり、価値の高い金貨幣をはじめ建築物や美術工芸品などにも用いられるようになりました。いつの時代も金は大変貴重で高価な物だったようですね。★明日からは再び冬型の天候になる予報が出ています。万一の積雪にも備えなければなりませんね。

「年の瀬」

2025.12.30

今年も残すところあと二日となり、慌ただしかった一年が終ろうとしています。いよいよ年越しの準備を始めることになりますね。★振り返ってみると今年も様々なことがありました。良いこともありましたが、思い通りに行かないこともありました。ただ、思い通りに行かない理由を自分以外に求めてしまうと、時に解決方法を見失ってしまいます。結局、自分自身がどう考え、どうあるかということが大切なのかもしれませんね。まだまだ精進を積み重ねなければならないと感じた一年となりました。★お釈迦様は初転法輪の中で「苦諦(くたい)」の教えを説いたとされています。「比丘等よ、苦聖諦とは、此の如し、生は苦なり、老いは苦なり、病は苦なり、死は苦なり。怨憎するものに会うは苦なり、愛するものと別離するは苦なり、求めて得ざるは苦なり、略説するに五薀取薀は苦なり(南伝大蔵経)」として「世の中のすべてのことは思い通りにならない」と示しました。これは「四諦」のうちの一つで、今から2,500年前に説かれたものです。当時の教えが現在でも輝きを失っていないことには驚くばかりですね。★いよいよ年の瀬となりましたが、この一年ご愛顧を賜りましたこと心よりお礼申し上げます。本当にありがとうございました。来るべき年が皆様にとって素晴らしい一年になりますよう心よりお祈り申し上げます。

「馬車馬」

2025.12.20

今日の松江は穏やかな朝を迎えました。日中の気温も上昇する予報になっていますね。★「働いて働いて働いて…」 今年の10月の首相選出時の高市総理の言葉は今年の流行語大賞にも選ばれました。「全員に馬車馬のように働いてもらいます」という言葉も首相の気概の表れだと感じます。早朝から夜まで働く私たちにとっては「馬車馬」という言葉がストレート過ぎて、思わず苦笑いをこぼしてしまいました。国家のために働くという責任は重く、その立場での重圧や心理状態は想像することさえできませんが、それでも働いてばかりでは身体が持ちませんので、無理せずに時々は休息をとっていただきたいものですね。★私たちの工房では歳末を迎えていよいよ慌ただしくなってきました。画像はご自宅のリフォームの機会に合わせ、クリーニングのご依頼でお預かりしたお仏壇です。宮殿をはじめ内陣全体に煤が付着していたので、今回は細部まで分解して洗浄することにしました。このお仏壇は煤の付着の割には状態が安定しており、普段から丁寧にお手入れされていたのではないかと感じます。何かと気忙しい歳末ですが、健康に留意しながらも丁寧に仕上げてお返ししたいと思います。(画像はご依頼者様にご了解を頂き掲載しています)★明日からは再び雲の多い天候になりそうです。週明けには気温も下がる予報になっていますね。

「国宝松江城マラソン2025」

2025.12.10

暦の上では「大雪」を迎えましたが、今日の松江は青空の広がる朝となっていますね。★12月7日には今年で6回目となる「国宝松江城マラソン2025」が開催されました。当日は早朝から降っていた雨も上がり、絶好のマラソン日和となったようです。競技は総合体育館を出発してから松江城前を通過し、松江市街を走り抜けたあと、大根島から本庄経由で中海沿岸を回り総合体育館まで戻る42.195㌔で競われました。今回もコース脇には選手の栄養補給のためのエイドステーションなどが設けられ、地元のボランティアの方々も一体となり大会は盛り上がっていたようですね。★歴史的に見ると日本での長距離走の始まりは古く、江戸時代後期にはすでに行われていたそうです。安政2年(1855年)に安中藩主「板倉勝明」が鍛錬のため藩士96名を集め、安中城門から碓氷峠の熊野大社まで走らせる競技を行ったことが「安中御城内御諸士御遠足着帳」に記録されています。「安政遠足(とおあし)」と呼ばれたこの競技は、総距離は30㎞ながらコースの標高差1000mという過酷なもので、日本におけるマラソンの起源とも言われています。★近年は健康ブームということもあり、全国各地で多くのマラソン大会が開催されているようです。「国宝松江城マラソン」も市民一丸となって協力できる素晴らしい大会として定着してほしいものですね。