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「大寒」

2024.01.20

今日の松江は雲の多い朝を迎えました。日中の気温も上昇する気配はなさそうですね。★暦の上では一年で最も寒さが厳しいとされる「大寒」を迎えました。毎年、この時期になると松江城椿谷の梅が咲き始めます。昨日の椿谷では冷たい雨の降る中、枝先に近い梅が咲き始めていました。例年この時期は受験シーズンと重なることもあり、梅を眺めると学問の神様とされる菅原道真公を連想します。梅をこよなく愛した道真公が祀られる福岡の太宰府天満宮や京都の北野天満宮でも、時期になると沢山の梅の花が咲き誇るそうです。寒さの中で健気に咲く梅の花には勇気をもらえるような気がしますね。★古くから仏教も梅の花との関わりは深く、寒い冬に耐え忍ぶ姿は「座禅」や「修行」をあらわしており、やがて咲く梅の花は「悟りの世界」を示しているとも言われます。道元禅師の師匠である如浄禅師は厳しい寒さの中で修行する弟子たちを見て「雪裡梅花只一枝」という詩を贈ったと伝えられています。冬の厳しい寒さの中で雪に埋もれながらも力強く咲く梅の花の姿を詠んだ詩とされ、これは「今は辛く苦しいけれどやがて梅の花がいっせいに咲き乱れるだろう(苦難に耐えてこそ真実を掴むことができる)」という意味になるそうです。励まされるような言葉ですね。★週明けからは気温の下がる予報になりました。いよいよ体調管理には留意したい時期ですね。

「能登半島地震」

2024.01.08

静かな元旦の午後4時過ぎに流れてきた臨時ニュースでお正月のムードは一変してしまいました。いつもの地震速報と思ったのも束の間、新たな情報が入る度に事態が深刻であることが分かりました。被災された方々に心よりお見舞い申上げます。★能登半島付近には国内有数の金物仏具の産地があります。富山県高岡市を中心として製造される「髙岡銅器(画像仏具)」は16世紀頃から製造が始まり、現在では国内の寺院仏具や在家仏具として欠かせないものとなっています。私たちもいくつかの髙岡仏具のメーカーの方々にお世話になっていますが、この度の地震による人的な被害はなかったものの、在庫仏具の一部が被害に遭ったとのこと。仏具の出荷については当面は問題はないということですが、現在でも頻繁に揺れるそうでまだ安心はできないとのことでした。★日本は地震国ではありますが、多くの人命が奪われる度に心が痛みます。報道される状況は大変厳しいもので、ご家族を目の前で亡くされた方などお気持ちを察するに余りあります。無事であった方々も避難所の生活は困難で、生きることそのものが大変な状況かと思います。支援物資も十分ではなく、インフラも整ってないということですが、一日も早く安否不明な方々の救出が進み、被災された方々に平穏な暮らしが戻りますよう心よりお祈り申し上げます。

「年の瀬」

2023.12.30

慌ただしいままに12月も過ぎて、令和5年も残すところあと2日となりました。納品予定の仕事はすべて無事に終わり、私たちも今日は店内と工房の清掃を済ませてから年越しの準備となります。★今年も様々な出来事がありましたが、あっという間の一年であったという印象です。日常生活ではコロナの問題も落ち着いて、徐々にではありますが日々の暮らしも元に戻りつつあるように感じました。一方、世界に目を向けると、昨年2月から始まったロシアのウクライナ侵攻の問題は混迷の度を増し、今年も収束することはありませんでした。さらに今年はイスラエルとパレスチナの紛争が勃発することになり、当たり前だと思っていた穏やかな暮らしがある日突然に奪われることがあるということを実感した一年でもありました。一日も早く誰もが安心して暮らせ日が訪れることを願うばかりです。★一方、国内ではWBC(ワールドベースボールクラシック)で「侍ジャパン」が優勝するなど嬉しいニュースもありました。また、将棋の藤井聡太竜王の史上初の八冠達成などは将棋ファンならずとも大いに注目した話題だったのではないでしょうか。★いよいよ年の瀬となりましたが、この一年ご愛顧を賜りましたこと心よりお礼申し上げます。本当にありがとうございました。来る年が皆様にとって夢や希望に満ちた平和な一年になりますよう心よりお祈り申し上げます。(画像は京都南禅寺の庭園)

「冬至」

2023.12.20

先週末からはすっかり気温も下がって冬型の天候になっています。堀川遊覧船を楽しむ皆さんも船に積まれたコタツを囲むように乗船しておられました。★今週は一年で最も日照時間が短くなる「冬至」を迎えます。冬至は厳寒の冬に向かう時期でもあり、古くから健康に配慮して栄養価の高い食事を摂る習慣があったそうです。また、冬至を過ぎると少しずつ日照時間も伸びることになり、「一陽来復(いちようらいふく)」と言って徐々に運気が上昇し始める頃とされてきました。★暦の上での「冬至」という概念はいつ頃からあったのでしょうか?世界の暦の始まりは紀元前3500年前後に栄えたメソポタミア文明の頃と考えられています。暦では一年で最も太陽の力が落ちる「冬至」の時期が一年の始まりとされ、古くは冬至の前後に新年の祭りが盛大に行われていたようです。また、古代ローマでも農耕の神を祀り、邪鬼を払う「冬至祭」が行われ、人々は仮装して会食を催し、プレゼントを交換するなどの文化があったそうです。12月25日はイエス・キリストの降誕を祝う日として定着していますが、クリスマスは古代ヨーロッパの「冬至祭」の風習と「キリスト教」が結びついて現在のような形になったと伝えられています。日照時間が最も短くなる時期を節目と考えて、世界で様々な祭りが催されてきたことは興味深く感じますね。★12月25日(月)は店内電気工事のため臨時休業となります。ご不便をお掛けしますがよろしくお願いいたします。