header

スタッフブログ

「打ち水」

2018.07.23

全国的に厳しい暑さになっていますね。20日には松江でも37度の最高気温を記録したそうです。★今日は暦の上での「大暑(たいしょ)」を迎えました。1787年(天明7年)に江戸で出版された暦の解説書である「暦便覧」によれば「大暑」について「暑気いたりつまりたるゆえんなればなり」とされ、本格的に「夏の暑さが極まる頃」とされていたようです。ただ、今年は暦よりもずいぶん早く暑さのピークを迎えているようですね。また、「大暑」の頃には暑気払いとして井戸水や雨水を利用して「打ち水」なども行われるようになったそうです。「打ち水」とは玄関先や道路に水を撒くことで、その気化熱によって地面の熱を大気中に逃がして涼しさを得る方法です。もともとは「水を打って神様の通り道を清める」という神道的な意味合いがあったそうです。「茶道」などでは来客を招く際の礼儀作法のひとつとして季節に関わらず行われることが知られています。最近ではエアコンの普及などで「打ち水」などの光景も見なくなりましたが、なんとも風情のある納涼術ですね。★夏の暑さが本当に極まっているようです。私たち自身の水分補給も忘れてはなりませんね。