「徳島仏壇・工場見学④」
2018.08.30

今朝は網戸から吹き込む冷たい風で目が覚めました。今日は雲の多い一日になりそうですね。★夏休みの期間中なので子供たちも工場見学に参加します。子供たちにとっては今年で3回目の見学になりますが、今回も組み立てや塗装の工程では職人さんの手仕事の様子を真剣な表情で眺めていました。画像は木材のヤニ止め作業の工程になります。木材から出るヤニは油分を含んでいますので、塗料をはじいてしまいます。時間をかけて染み出すヤニでも塗膜が剥がれたり変色したりするので、ここではヤニを除去すると同時に、ヤニの染み出しを止める処理を施します。これもすべて丹念に手作業で行われていました。この工程は塗装前の下地処理になりますので地味な作業ですが、塗装の仕上がりを左右する重要な工程になるそうです。このあと塗装を繰り返し、乾燥したら組み立て工程です。★まだ残暑の厳しい日もありますが、少しずつ秋が近づいているようですね。
「徳島仏壇・工場見学③」
2018.08.29

今日の松江は朝から青空が広がりました。終日、雨の心配はなさそうですね。★この工場ではそれぞれの工程ごとに専門の職人が配置されていて、全体では約80名のスタッフの方々が製作に携わっているそうです。ここでは「大戸」と呼ばれるお仏壇の扉の部分の製作が行われていました。材料はウオールナットの無垢材で、ひとつひとつ丁寧に組み立てられます。工場にある150台の機械も全自動機械は数台だけで、あとはすべて人が操作するそうです。この「大戸」や「戸軸」の組み立ても最後はすべて職人の手仕事で仕上げられます。これはモダン仏壇に多く用いられる素材ですが、その安定感は申し分ないものです。私たちも取り扱うお仏壇の製造工程を直接確認することで、安心しておすすめすることができますね。★明日の午後からは雲が多くなる予報になりました。気温のピークも少しずつ下がって行きそうですね。
「徳島仏壇・工場見学②」
2018.08.28

今日の松江は朝から曇の多い天気になっています。日中も厳しい暑さは和らぎそうですね。★香川県から徳島県に入るまでは天気も不安定でしたが、工場に到着する頃にはまた青空が広がりました。この日は8月21日で、まだ台風の影響も少なく徳島県北部でも夕刻まで雨は降らなかったようです。工場の敷地内では仏壇に使用する木材を高く積み上げて自然乾燥させている姿があちらこちらで見られました。画像は赤みを帯びたグラナディロなどの紫檀系の木で、約1年間この状態で乾燥させるそうです。あえて風雨や天日にさらすことで気温や湿度に影響を受けない強い木地を作るというお話でした。自然乾燥させたあとはネジレや歪み、反りなどを抑えるために高温乾燥室と呼ばれるブースで強制乾燥させて、含水率を調整するそうです。これは品質の高い唐木仏壇の製造には欠かせない工程になるとのことでした。敷地内ではこの工程に入る前の予備乾燥の工程もあり、伐採からお仏壇の完成まで考えると気の遠くなるほどの時間が掛かることになります。★明日は晴れそうですが、週の後半は不安定な天候になる予報になっていますね。
「徳島仏壇・工場見学①」
2018.08.27

今日の松江は朝から青空が広がりました。日中はまだまだ夏の暑さが続いていますが、朝晩は幾分過ごしやすくなりましたね。★お盆が明けてから束の間の休暇を利用して、今年も徳島県にある仏壇工場の見学に出掛けました。徳島県は唐木仏壇の国内有数の産地で、私たちもこの時期になると新作仏壇の仕入れや、取り扱うお仏壇の製造工程などを見学するために毎年のように出掛けます。今年は台風19号と20号が北上していましたので予定を早めて出発しました。画像は瀬戸大橋の上で撮影したものですが既に風は強く、香川県に入ってからは雨雲も出ており、時折土砂降りに見舞われながらも予定通り到着いたしました。次回から数回にわたって工場見学についての報告をさせていただきます。★このところは日中の気温が高く、お盆明けのお墓参りでは花立ての水が空になっていました。今日も全国的に気温が上昇する予報になっているようですね。