「梅雨入り」
2020.06.15

梅雨に入ってからの松江は連日のように雨模様でしたが、今日は久しぶりに青空の見える朝を迎えました。穏やかな一日になりそうですね。★職場の裏庭の小さなプランターでは夏野菜が少しずつ実を付け始めています。途中で葉を虫に食い荒らされて、枯葉のようになってしまいましたが何とか持ちこたえたようです。5月の強風ではミニトマトの茎の支えが支柱から取れて中央部分から上が折れてしまいました。中ほどから上はすっかり元気がなくなってしまったので、急遽、仕事用のマスキングテープで補強して動かないよう支柱に固定しました。今は復活して元気を取り戻しています。これからは梅雨の日照不足や、病害などにも気を配ることになりそうです。家庭菜園は色々と手間が掛かりますが、育っている姿には癒されますね。★もともとトマトは南アメリカのアンデス山脈原産のナス科の植物で、当初は観賞用に育てられたそうです。一般に食用となったのは18世紀以降とされていて、200年間にも及ぶ開発を経て現在のような形になったとか。日本で食用としてトマトの需要が伸びたのは第二次世界大戦以降で、ミニトマトはもう少し遅い昭和50年頃から一般に食べられるようになったそうです。最近まで知りませんでしたが、意外に新しい野菜だったんですね。★今日は全国的に晴れる地域が多いようです。気温も高くなる予報になりました。
「盆提灯」
2020.06.05

松江は雲のない爽やかな朝を迎えました。連日、初夏を思わせるような天候が続いていますね。★お盆の時期には少し早いような気もしますが、店内では盆提灯の展示を始めました。画像の「大内提灯」と呼ばれる足の付いた組み立て型のものが主流ですが、近年は組み立ての要らないシンプルな構造の提灯も多くなってきました。★お盆には縁側や玄関口、仏間などに盆提灯をお供えして精霊をお迎えしますが、いつ頃から盆提灯が飾られるようになったのでしょうか。古い記録や文献によると提灯は大陸から伝わったのが始まりとされています。もともとは竹籠に紙を張っただけの簡単な篭のようなもので、折りたたみはできなかったようです。藤原定家の「明月記」の寛喜2年(1230年)7月14日の条には「近年民家にて今夜長竿を立て、その先に燈籠の如きものをつけ、紙を張り、燈をあげて遠近これあり」という記述があることから、鎌倉時代にはすでに家ごとにご先祖の精霊を迎える風習があったと考えられています。江戸時代には岐阜地方に産する竹を骨として、特産の美濃紙を張った岐阜提灯が知られるようになり、有数の産地として発展したとされています。お盆にご先祖をお迎えして穏やかに過ごす文化は日本ならではと言えますね。★今日も各地で30度を超える予報になっているようです。こまめな水分補給が欠かせませんね。
「清原太兵衛」
2020.05.25

昨日は各地で7月並みの気温を記録していたそうですね。松江の最高気温も31度を超える真夏日となっていました。★季節は移り、暦の上では「小満」を迎えています。小満は二十四節気のひとつで「作物が膨らむものの、まだ収穫はできない時期」という意味だそうです。日本では田植えの始まる季節ですね。昨日通りかかった佐陀川周辺でも随分と田植えが進んでいるようでした。★佐陀川付近の水田開発については「清原太兵衛」の功績が広く知られています。松平直政が松江藩主として着任した時代以降、宍道湖の水は大橋川以外に排水河川が無かったため城下町松江は度々水害に見舞われたそうです。正徳元年(1711年)に松江市法吉村の農家に生まれた清原太兵衛は松江藩に採用され、土工、水理に詳しく、水害対策と宍道湖周辺低平地の開拓を目的とした新たな排水路、佐陀川(宍道湖~日本海)の開削を藩に申し入れました。天明5年(1785年)、清原太兵衛が指揮をとり開始された工事は天明7年に完成、これにより宍道湖の水位は1メートルほど下がり、開発された新田は200ヘクタールに及ぶと伝えられています。清原太兵衛は工事完成直前の76歳で生涯を終えますが、その功績は今も語り継がれています。★今日の松江は雲の多い一日になりそうです。全国的にも晴れたり曇ったりの天気になる予報ですね。
「金箔補修」
2020.05.15

今日は朝から雲の多い天気になりました。午後から夜にかけては雨模様になりそうですね。★ひと月前に植えたプランターの苗も5月からは気温も上昇して順調に成長しているようです。ただ、ミニトマトやピーマンに比べるとナスの育成が弱いように感じます。ナスはインド原産の熱帯性の野菜で、発育には20~25℃の温度が必要ということなので、もう少し気温が必要かもしれませんね。今朝はナスの葉の汁を吸うアブラムシも来ていましたので対策を考える時期になっているようです。インドでは強いスコールが降り注いで葉を勢いよく洗い流してしまうそうですが、スコールの降らない日本では強めのシャワーで葉の裏まで洗うか、天然成分で作られた農薬などを使用する方法が効果的だそうです。★画像はお位牌の金箔補修の作業途中のものです。お位牌の金箔部分は漆の接着力で薄い金箔を張り付けてありますので、強く擦ると剥がれ落ちてしまうことがあります。万一、剥がれた場合は一週間程度のお預かりで修理することができます。作業ではしっかり煤(すす)抜きをして油煙などを取り除きます。綿で漆を丁寧に摺りこんでから金箔を張り付け、最後に綿で金箔を押し付け圧着します。漆風呂に入れて完全に乾いたら出来上がりです。★明日も不安定な天気になりそうですね。来週も前半は雨模様になる予報になりました。