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スタッフブログ

「清原太兵衛」

2020.05.25

昨日は各地で7月並みの気温を記録していたそうですね。松江の最高気温も31度を超える真夏日となっていました。★季節は移り、暦の上では「小満」を迎えています。小満は二十四節気のひとつで「作物が膨らむものの、まだ収穫はできない時期」という意味だそうです。日本では田植えの始まる季節ですね。昨日通りかかった佐陀川周辺でも随分と田植えが進んでいるようでした。★佐陀川付近の水田開発については「清原太兵衛」の功績が広く知られています。松平直政が松江藩主として着任した時代以降、宍道湖の水は大橋川以外に排水河川が無かったため城下町松江は度々水害に見舞われたそうです。正徳元年(1711年)に松江市法吉村の農家に生まれた清原太兵衛は松江藩に採用され、土工、水理に詳しく、水害対策と宍道湖周辺低平地の開拓を目的とした新たな排水路、佐陀川(宍道湖~日本海)の開削を藩に申し入れました。天明5年(1785年)、清原太兵衛が指揮をとり開始された工事は天明7年に完成、これにより宍道湖の水位は1メートルほど下がり、開発された新田は200ヘクタールに及ぶと伝えられています。清原太兵衛は工事完成直前の76歳で生涯を終えますが、その功績は今も語り継がれています。★今日の松江は雲の多い一日になりそうです。全国的にも晴れたり曇ったりの天気になる予報ですね。