お盆百科
2016.06.25

今日の松江は梅雨らしい雲が広がっています。風が強くなっていますが、雨は一休みですね。★この時期になるとお盆のお供え方法についてのご質問を多く頂くようになります。特に初めてお盆を迎えるお宅では分からないことも多いと思いますので丁寧にご説明させていただいています。また、最近ではお盆について分かりやすく解説した冊子も出ています。写真の【お盆百科】(全40ページ)は「お盆ってなに?」「迎え火と送り火の意味は?」「盆飾りのお供えはどうするの?」「盆提灯はいつから飾るの?」など、お盆の疑問を分かりやすく説明してあり読みやすい内容になっています。当店にも置いてありますのでどうぞご自由にお持ち帰り下さい。★明日は晴れる予報になりましたが来週からはまた雲が多くなるようです。梅雨明けはもう暫く先でしょうか。
月照寺
2016.06.16

今日の松江は朝から梅雨空になりました。時折、小雨も降っていますね。★今日はお客様へ納品したその足で外中原にある「月照寺」に立ち寄りました。ここは松江藩主松平家の菩提寺で、初代直政公から九代斎貴(斉斎)公までの墓があります。境内には四季折々の花が咲き、特にこの時期は約3万本といわれるアジサイの花が見事に咲き誇ります。今日も境内には多くの方々がお見えでしたね。初代直政公の墓には周囲に堀がめぐらしてあり最も大きなものになります。その堀には多くのアジサイの花に隠れて目立ちませんが「蓮の花」が美しく咲いていました。また、隣接する七代不昧公の墓の廟門をはじめ随所に名工小林如泥の彫刻が見られます。寺院の護持には大変な労力が必要かと思いますが、多くの担当の方々が丁寧に管理作業をしておられるのが印象的でした。★梅雨明けはしばらく先ですが、明日は晴れ間が広がる予報になりましたね。
盆提灯
2016.06.06

先週末には中国地方も梅雨入りしたようですね。今日の松江も朝方から雲が広がって不安定な天気になっています。★少し早いようですが6月になると私たちは盆提灯の準備を始めます。「盆提灯」とはお盆の時期に屋内、屋外で灯す提灯の総称で、ご先祖の霊を家に迎える灯火とされています。盆提灯の歴史は意外と古く、藤原定家の日記「明月記」に登場します。1230年(寛喜2年)7月14日に紙張り燈籠をつけた長竿が家々に立てられたという記述があり、鎌倉時代には既に燈籠を使用した精霊迎えが行われていたとされています。現在、吊るすタイプのものは岐阜提灯や住吉提灯、床置きタイプは大内提灯などが主流になっています。また、近年はシンプルなデザインのモダンタイプの提灯も増えてきました。★今週もすっきりしない梅雨空になるという予報です。ただ、日中の気温は上がる日もあるようなので注意したいですね。
金箔部分のお手入れ
2016.05.25

松江は朝から曇り空になりました。時折、小雨も降っていますね。★仏壇や仏具は各部に金箔などで装飾が施されていますが、この金箔や金粉は大変デリケートなのでお手入れには注意が必要です。布などで磨いたりせず柔らかい毛先の筆か毛払いなどで埃を払う程度に留め、素手で触れる場合も擦れないように注意します。万一誤って金箔を剥がされた場合やローソクの油煙などで汚れた時は補修ができますので専門店にご相談下さい。修理のご依頼でお預かりした「引鏧」などは持ち運ぶことが前提なので、あらかじめ金箔の剥離防止処理を施します。★明日も松江は雨の予報になっています。ただ、気温は高くなりそうなので注意したいですね。