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工場見学③

2017.08.26

今日の松江は爽やかな朝を迎えました。日差しはまだ厳しいようですが、早朝に吹く風は少しだけ秋めいてきたように感じますね。★両脇の「妻板」に「大戸(扉)」が取り付けられるとお仏壇らしくなってきます。一緒に連れて行った息子たちは、小さな沢山の部品が組み立てられ、徐々にお仏壇が完成して行く姿に驚いた様子で熱心に見学していました。私たちも取り扱うお仏壇がどのように制作されるのか、直接見ることで安心してお客様にお届けすることができますね。全体が組み上がった後も「研ぎ」と「立て吹き」と呼ばれる徳島仏壇独自の技法で丹念に仕上げられ、極めて完成度の高いお仏壇が完成します。画像は「立て吹き」が完了したお仏壇で、このあと「天板」と「背板」を組み付けて完成となります。そして再度、入念にチェックされて全国に出荷されます。この工場のお仏壇はすべて一つひとつ手仕事で仕上げられており、その品質は全国でも高く評価されています。★母里佛具店は6月からお盆までの時期を除き、第1・第3日曜日を定休日とさせていただくことになりました。ご不便をおかけしますが宜しくお願いいたします。

工場見学②

2017.08.25

今日の松江は雲の多い朝を迎えました。午前中は山陰各地でも雨になる地域がありそうですね。★木地の組み立てが完了すると「塗装工程」になります。下地で調整した後、「塗装」と「研磨」を繰り返すことになりますが、お仏壇の可動部分になる「引出し」や「膳引き」などは酷使に耐えるよう、組み立てから塗装まで特殊な技術を用いて仕上げられます。画像は研磨途中の「引出し」ですが、研磨工程は塗装の噛み付きをよくすることはもちろん、表面全体を平滑に仕上げるという目的があります。この研磨作業の良しあしが製品の仕上がりに大きく影響するといわれるほど重要な工程になるので、熟練した職人により一つ一つ丁寧に仕上げられます。研磨は部位に応じて手研磨、電動サンダー、ベルトサンダー、レベルサンダーを使い分けるそうですが、この日も工場では僅かな歪も見逃さないよう徹底した作業が繰り返されていました。徳島仏壇の安定感のひとつは、この研磨と塗装にあるともいえますね。★週末は概ね好天に恵まれそうですが、朝晩は少しだけ過ごしやすくなりそうな予報になりました。

工場見学①

2017.08.24

今日の松江は朝から好天に恵まれましたが、残暑はまだまだ厳しいですね。気温も34度まで上昇する予報になりました。★私たちは22日から23日にかけて徳島県にある仏壇メーカーの工場見学に出掛けました。これは秋から展示する新作仏壇や、そのほか仏壇の制作工程を見学するためのもので、毎年出掛けることにしています。徳島県は唐木仏壇の国内有数の産地で、品質、デザインともに優れており、生産高でも国内トップを誇ります。私たちも徳島産の仏壇には絶対の信頼を置いていますので、お店で取り扱う唐木仏壇の約8割以上が徳島産になっています。画像はお仏壇の戸枠部分の制作途中のものです。十分に乾燥させた木地を高周波プレス機で圧着し、それぞれの部材を職人が丁寧に組み立て、歪みや反りのない品質の高い扉を制作して行きます。お仏壇は200点以上の部品で構成されていますが、それぞれの部品の仕上がりがお仏壇の完成度を左右しますので、すべての制作工程で高い技術が求められます。★明日からは雲の多い天気になる予報になりました。ただ、最低気温は高くしばらくは寝苦しい夜が続きそうですね。

灯籠流し

2017.08.19

今日の松江は穏やかな朝を迎えました。終日、雨の心配はなさそうですね。★私たちはお盆が明けると盆提灯の片付けのお手伝いで数日間だけ忙しくなります。盆提灯の収納は組み立ての逆の工程になりますが、力を入れ過ぎると壊れる部品もありますので、組み立てと同様に丁寧に分解します。特に、大内提灯と呼ばれる提灯の「三本の足」や最上部の「雲手」と呼ばれる部品の取り外しは注意が必要になります。どうしても分解できない場合はご相談下さい。★画像は8月16日に松江大橋川周辺で行われた「灯籠流し」の様子です。「松江仏教会」の主催で毎年この時期に催されますが、お盆に迎えた精霊を送る行事として松江では定着しています。静かに川面を流れる灯籠はとても幻想的で伝統を感じる風情ですね。特に今年は涼しい風も吹いて過ごしやすく、沢山の方々がお出かけでした。★朝晩は少しだけ涼しさを感じるようになりましたが、日中はまだまだ残暑が厳しいようです。くれぐれもご自愛ください。【8月22日(火)・23日(水)は研修のため休業いたします】