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脚下照顧

2016.02.08

昨日の朝は雪景色でしたが日中は晴れて暖かくなりましたね。午後には菩提寺にお墓参りに出かけました。★禅寺の玄関などで「脚下照顧」という板木を見られたことがあると思います。これが玄関にあれば履物を揃えましょうという意味だと思いますよね。それではなぜ「履物を揃えましょう」と分かりやすく書いてないのでしょうか?これは履物を揃えると同時に自分の足元を見なさいという禅の教えで、転じて他人のことではなく自分自身をしっかり見つめて正しい心を持ち、正しい行いを心掛けましょうという戒めの意味でもあるそうです。そんな意味だったんですね。慌ただしい日々の中、簡単ではありませんが少しだけでも自分自身を省みる時間を持ちたいものです。★今朝は随分冷え込みましたが、午前中に晴れてきましたね。午後は気温も上がるのでしょうか。

消防白書

2016.02.05

松江は朝から晴れましたね、穏やかな一日になりそうです。★総務省消防庁が発行している「消防白書」によれば毎年一定の数で「灯火」による火災が発生しているそうです。「灯火」による火災の原因の多くは仏壇、神棚で日常的に使用されているローソクによるものです。具体的な状況としては仏壇や神棚のローソクの裸火がお札などに引火する火災。また、ローソクが何らかの理由で倒れて座布団や畳に引火する火災などがあります。小さなローソクでも火を灯したままその場を離れることは大変危険ですので注意したいものですね。火立てとローソクのサイズが合わないとぐらつきますのでちょうどいいものを選んで、風などで倒れないように窓の開放などにも気を付けるとより安全です。★明日は雪の予報がでていますね、暖かい春まではもう暫くでしょうか。

玄関と仏道

2016.02.04

今日は立春、松江は比較的穏やかな天気になっています。★豆だらけになった我が家の小さな玄関の掃除も鬼(私)の担当です。玄関はいつもきれいにしておきたいですね。実は「玄関」は仏教では特別な意味を持っています。「玄」は深い悟りの境地を意味していて、「関」は狭い門という意味です。合わせて「奥深い仏道への入り口」という意味で、後にこれが建物の名前になって禅寺の客殿に入る入り口を指すようになったそうです。元々庶民の住居には玄関はなく扉を開けるとすぐに部屋だったようで、今のような玄関が一般的になるのは江戸時代の終わり頃以降だそうです。その後、玄関は外との挨拶の場、交流の場という位置付けになりました。★暦の上では春の始まりです、まだ寒い日もありますが少しずつ春めいてきますね。

鬼になる準備はできました

2016.02.03

今朝の気温は低いようですが晴れています。今日は降りそうにないですね。★今日は節分です。そもそも節分とは「二十四節気」のうち立春、立夏、立秋、立冬など季節の節目の前日という意味で、今では旧暦の一年の始まりとされた立春の前日だけを「節分」というようになっているようです。中国ではこの節分には邪気を祓い新年の無病息災を願う意味を込めて「追儺(ついな)」の行事が行われるようになったそうです。この追儺の儀式は文武天皇の頃には日本にも伝わり宮中行事として行われるようになったといわれています。次第に庶民にも伝わり恒例行事として神社、寺院、さらに各家庭の玄関口で邪気(鬼)を祓う豆まきとして定着しました。余談ですが、今夜は私が鬼になります。★明日は立春ですね、少しずつ寒さも緩んでくるのでしょうか。