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スタッフブログ

特別展「島根の仏像」

2017.11.15

今日の松江は雲の多い朝を迎えました、午後からは雨の降る地域もありそうですね。★先日、大社町の古代出雲歴史博物館で開催されている特別展「島根の仏像」に出掛けました。島根県内の平安時代に造られた多くの仏像を同一会場で見る機会は滅多にありませんのでしっかり見学して帰りました。会場内は撮影禁止でしたので画像はポスターになります。普段は秘仏で見ることのできない枕木町華藏寺の「薬師如来坐像」や東長江町金剛寺の「馬頭観音菩薩坐像」。また出雲市萬福寺の「薬師如来坐像」、雲南市禅定寺の「阿弥陀如来坐像」など、気の遠くなるほどの永い歳月を経た今でもその祈りの造形の迫力に圧倒されます。同時に開催された博物館・的野克之学芸部長の「関連講座」では、かつて後鳥羽上皇が承久の乱に敗れ、承久三年(1221年)に配流となった際に風待ちで滞在した美保関町佛谷寺の「菩薩立像」郡と隠岐郡海士町清水寺(せいすいじ)の「聖観音菩薩立像」との関連を指摘され、また上皇が配流となった先でこの「聖観音菩薩立像」に祈りを捧げていないとは言い切れないとの解説など、大変興味深く時間を忘れて見学してしまいました。★明日から週末にかけて気温が下がる予報になりました。風邪など引かぬよう留意したいですね。