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スタッフブログ

遣唐使船と猫

2017.10.06

お彼岸を過ぎて日増しに秋の深まりを感じるようになりましたね。今日の松江は朝から雨模様になっています。★最近、工房の近くで野良猫でしょうか、時々見かけるようになりました。自由に戸外を歩く犬はほとんど見ませんが猫は今でもいるようですね。日本の仏教史では伝教大師「最澄」や弘法大師「空海」らがともに「遣唐使」として大陸に渡り、多くの仏典や書籍を持ち帰ったことが広く知られています。ただ、遣唐使船団にとっては命懸けの船旅だったようで、羅針盤もない時代に寄せ木で作った箱のような船に100人も乗り込み、稚拙な帆に風まかせの渡航だったそうです。荒波にもまれて沈没してしまう船も多かったそうですが、それでも最澄、空海は無事に貴重な仏典などを日本に持ち帰っています。実は、日本にいる猫の先祖も仏典や書籍とともに遣唐使船に乗り大陸から渡ってきたと言われています。大切な仏典をネズミにかじられないようにということで輸入されたそうですが、意外にも日本の仏教にとって猫も大切な役割を果たしていたようですね。★明日も不安定な天気になりそうですが、日曜日からは晴れて気温も上昇する予報になりました。