松江祭鼕行列
2016.10.17
松江は夜半に随分雨が降ったようです。明け方には止みましたが、今日は終日曇りの予報になりましたね。★昨日は「松江祭鼕(どう)行列」が盛大に開催され、松江の秋の空に鼕太鼓の音が響き渡りました。普段は静かな城下町ですが、この日ばかりは賑やかな一日になります。今年は松江市内13の町内・団体が参加して勇壮な鼕を披露し沿道の観客を魅了していました。どこの鼕も叩き方や調子に特徴がありますね。撥さばき、笛の音は町ごとに連綿と受け継がれていて、それぞれに歴史の重さと風格を感じさせてくれます。松江の鼕行列の歴史は平安時代に京都で行われていた「左義長(さぎちょう)」という正月行事に由来するそうです。江戸時代には町方でお正月の「歳徳神」を祭る「とんど行事」で太鼓を叩いて笛やチャンガラで囃し立てたという歴史があって、大正四年(1915年)大正天皇の御大典の折に各町が屋根付きの鼕台に車輪を付けて、数十町内が行列をしたのが現在の鼕行列の始まりだそうです。以前は11月3日の文化の日に行われていましたが、現在は10月の第3日曜日になっています。昨年参加した私たちの町内は2年に一度の参加ですので今年はゆっくりと見学させていただきました。★明日からは天気も回復して、晴れ間も見えそうな予報になりました。