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重陽(ちょうよう)の節句

2016.09.09

松江は朝から爽やかに晴れて過ごしやすい一日でした。日中は気温も上がりましたが汗ばむほどではありませんでしたね。★古くから旧暦の9月9日には「重陽(ちょうよう)の節句」として無病息災や不老長寿を願い「菊花酒」というお酒を飲む風習があったそうです。「草の戸や日暮れてくれし菊の酒」(芭蕉)。これは、世間で祝われている菊の酒の節句も隠遁(いんとん)の自分には無関係とあきらめていたところに思いがけなく日暮れになって一樽届いた場面での、嬉しさと日暮れの淋しさを詠んだ芭蕉の句です。今では「桃の節句」や「端午の節句」、「七夕の節句」などに比べて馴染みは薄くなりましたが、昔はあちらこちらで「菊の宴」が催されたそうです。現在でも京都などでは「重陽の節句」を執り行う寺院もあります。また、綿に菊の花をのせて露を含ませ体を拭うと長寿を保てるといわれる「菊の着綿(きせわた)」という行事もあるそうです。なかなか風情のある節句ですね。★明日も日中は晴れそうですね。ただ、日曜日からは崩れる予報になりました。