灌仏会
2016.04.08
昨日は春の嵐になりましたね。天守付近の桜も散り始めているものもありました。★「灌仏会(かんぶつえ)」はお釈迦様の生誕を祝うもので、「花まつり」とも呼ばれる4月8日の行事です。今でも各寺院で法要が営まれますが、灌仏会はもともとインド、中国を経て日本に伝えられて推古天皇14年(606年)、聖徳太子の奏請によって初めて行われたとされています。現在はお釈迦様の誕生仏を飾り甘茶をかける習わしですが、当時は甘茶ではなく五色の香水が灌がれて、華やかな造花が散華に用いられたそうです。生花と甘茶を用いる子供中心の行事という形が定着したのは江戸時代後期以降とされています。誕生仏にかけた甘茶を寺院から貰って、これを飲んだり手足にかけたり家にまいたりすると厄除けになるといわれますね。★今日は穏やかな天気になりました。雨の心配もなさそうですね。