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「無一物中無尽蔵」

2016.04.06

今日の松江は晴天に恵まれて穏やかな一日になりました。気温も上昇しましたね。★「無一物中無尽蔵」これは北宋の詩人であり、禅家である蘇東坡(1036~1101年)の句で、禅でいう「空」の教えを説いています。「無一物」とは何も存在しないということで、何ものにも執着しない境地に達することができると、大いなる世界「無尽蔵」が開けますという意味だそうです。また、我執我欲を捨て心を虚しくすればそこにありとあらゆる豊かさが満ちてくる、としています。曹洞宗の開祖、道元禅師の言葉で「放てば手に充てり」と通じる境地でしょうか。また、蘇東坡は優れた書家でもあり、画像は数少ない真跡の書「黄州寒食詩巻/台北故宮国立博物院蔵」です。★明日の気温は低くないようですが、雨の予報になりましたね。