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スタッフブログ

霊具膳の作法について

2016.02.16

今日は朝から雪のちらつく天気になりました。気温も下がりましたね。★霊具膳はご先祖さまへのお供えです。肉や魚を用いない精進料理を盛り付け、五辛(ごしん)、五葷 (ごくん)といわれる葱、韮、ニンニク、ハジカミ、ラッキョウなどの匂いの強い材料は使用いたしません。出汁も昆布だしなどで動物性のものは用いないようにします。手前左側が飯椀(ご飯)、右側が汁椀(吸い物、味噌汁)、奥左側が平椀(煮物)、右側が壺椀(和え物)、中央に高皿(漬け物)となります。写真の配置が基本形ですが、曹洞宗、臨済宗は壺椀と高皿が逆になる場合があります。また、浄土宗では平椀と壺椀が逆になる場合もありますね。これは流派、地方色などもあり、まちまちのようです。箸のある方を仏様側にしてお供えします。なお、浄土真宗では霊具膳はお供えしません。満中陰までと、その後は月命日、お彼岸、お盆、法要時にお供えします。★明日も雪の残る予報が出ました。インフルエンザも流行っているようですので気をつけたいですね。