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スタッフブログ

お供えの花はなぜこちら向き?

2016.02.01

松江は肌寒い雨模様になりました。夜も冷え込む予報になりましたね。★仏様にお供えするお花を「仏花」といいますが、お供えの向きには向上相(仏様向きに供える)、向中相(八方向きに供える)、向下相(こちら向きに供える)の3つの方法があります。仏様へのお供えなら仏様へ向けるのが自然ですよね。ただ、お花はお供えするという意味と、お花をお供えする者の心も清めるという働きがあるとされています。供養する者に「この花のように清らかで美しい心の花を咲かせなさい」という仏様からのご慈悲であるということからこちら向きだそうです。さらに、供養する者の心を穏やかにし、仏道修行に励む心を助けその心を養い育てるともいわれます。今から約1100年前に第59代、宇多天皇が「仏事にあっては向下相を用ゆべし」と勅令されてからはこちら向きにお供えするようになったと伝えられています。★明日は雪になるのでしょうか、インフルエンザにも気を付けたいですね。