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スタッフブログ

「月照寺と松平家の宝」

2024.10.30

朝晩はすっかり気温も下がり秋の訪れを感じるようになっていますね。行楽や美術鑑賞などに適した季節を迎えて、様々な秋のイベントも開催されているようです。★私も先週は仕事の合間をみて、松江歴史館で開催されている「月照寺と松平家の宝(10/4~11/24)」という特別展に出掛けました。「月照寺」は松江松平家の菩提寺で、画像の松江城下町絵図(1628年~1633年/特別展図録撮影)では西方の山手に位置しています。季節になると境内一杯に紫陽花の花が咲き誇ることで知られていますね。今回は狩野永雲作の「涅槃図」や「十六羅漢図」、初代直政公の廟所に奉納された花瓶など、一度は見ておきたい宝物が展示されていました。できれば合せて実際の月照寺にも足を運びたいものです。月照寺の境内にある廟門をはじめとした江戸時代の建築物は見事で、境内そのものが宝物と言えるのではないでしょうか。★松江城下町絵図の解説文によると、慶長16年(1611年)にはすでに松江城天守はすでに完成しており、城下町もほぼ出来上がっていたとあります。橋北では殿町から北田町、北堀町から石橋町、あるいは中原町から月照寺周辺にかけての家名が、また橋南では寺町周辺の寺院名等が記載されています。この絵図は400年ほど前のものになりますが、町の基本的な構図が現在と殆ど変わっていないのも興味深いですね。