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スタッフブログ

「盆提灯の組立て④」

2024.08.02

私たちの工房ではお盆までの納品の準備でいよいよ慌ただしくなりました。気温も上昇しているので体調管理には留意しなければなりませんね。★大内提灯の組み立ては、3本の足のうち手前側が1本、奥側が2本になるようにして作業を進めます。「ソケットコード」を下側から「通し穴」を通し、中央の固定穴に「締め付けネジ」で取り付けます。一般に「締め付けネジ」には「房掛けフック」が付いているのでそこに房を掛けます。次に2本の「上柱」を差し込みます。「上柱」の上端には「火袋」の吊り紐を掛ける金具が付いているので、この金具が外側になるようにします。このあたりの工程はそれほど難しくありませんので、どなたでもスムーズに組み立てられるのではないでしょうか。次に「ロクロ(台座)」に「火袋」をかぶせ、台座上面にある3カ所の「火袋止め」を回して火袋が持ち上がらないよう固定します。分解の工程では逆の手順になりますが、「上柱」を抜く際には柱を左右に小刻みに揺らしながら少しずつ抜くようにすると安全に抜き取ることができます。ここまで来れば完成は目前ですね。次回は組み立ての最終段階となります。★松江では明日から「松江水郷祭湖上花火大会」が開催されます。天候の崩れはなさそうですね。