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スタッフブログ

「お花見」

2023.04.01

いよいよ桜も見頃を迎えて、各地で花見の催しが行われています。先週末には私たちの自治会でも花見会が開催され大いに賑わいました。残念ながら工房の仕事を残している私は皆さんとの花見には参加できませんでしたが、数日前にたまたま通り掛かった近くの神社の境内に咲く桜を堪能することができました。三色団子もお酒もない一人だけの花見でしたが、見頃を迎えた桜の放つ上品な芳香に癒されて帰りました。★穏やかな春の日に、満開の桜の花の下でお弁当やお酒を持ち寄って人々が集う習慣はいつ頃からあったのでしょうか?古い書物によると、すでに平安時代にはお花見の習慣があったようで、お祓い神事や宗教的な行事にその起源があるとされています。意外な感じがしますね。日本古来の神々の中には「サ」と呼ばれる山(田・稲)の神がおられ、「クラ」はその神が鎮まる座を意味することから、これらの神々が鎮座する木を「サクラ」と呼び、この木にお供え物をして豊作を祈るようになったそうです。サクラの木の下で宴を催すのはこれらの神事がのちに変化し、現在のような桜の花を観賞するという形になったと考えられています。お花見も大自然の営みの中で日本人が受け継いできた大切な文化のひとつと言えるのではないでしょうか。★週末は好天に恵まれる予報になりました。気温も上昇しそうですね。