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スタッフブログ

「炬燵開き」

2022.11.10

立冬を迎えて朝晩の冷え込みも一段と秋らしくなってきました。暖房器具のお世話になる時期の到来ですね。★いよいよ私たちもファンヒーターを出して冬の準備を始めました。自宅ではコタツを出される方も多いのではないでしょうか。江戸時代には「亥の月の亥の日」が「炬燵(こたつ)開き」の日とされていたそうです。亥(いのしし)は摩利支天(仏教の守護神・火の神)の神使とされ、火を免れる(火災が起こらない)とされてきたことから、この日が炬燵開きの日となったと伝えられています。今年の炬燵開きの日は11月6日だったそうですね。★日本で炬燵が用いられるようになったのはいつ頃からでしょうか?意外にも室町時代にはすでに炬燵があったようです。囲炉裏(いろり)の上に櫓を組んでその上に布を被せて暖を取る形が炬燵の原形のようです。江戸時代には囲炉裏を床より一段下げ、その上に櫓を組み布団を掛ける「掘(ほり)炬燵」が登場します。子供の頃、親戚の家にはまだ「掘炬燵」があり、珍しさも手伝いそのまわりで遊んだことを思い出します。現在は電気式のコタツやファンヒーターが主流となりましたが、技術の進歩した現在でもやはり火を使う以上危険とは無縁ではありませんので、取り扱いには注意が必要になりますね。★今日は終日、好天に恵まれる予報になりました。明日以降も穏やかな天気になりそうですね。