「歳徳神」
2022.10.20
今日は爽やかな秋晴れの朝を迎えています。木々の梢は美しく色づき始めており、本格的な秋の到来を感じますね。★16日の日曜日は朝から好天に恵まれ、3年ぶりとなる「松江祭鼕行列」が開催されました。私たちの町内も子供達を含め総勢120名で参加させていただき、県庁前から大橋を渡り白潟天満宮までのルートを無事に練り歩くことができました。どの町内の鼕もそれぞれに伝統を感じさせる素晴らしい太鼓や笛の音を響かせており、沿道にお出掛けの方々も久し振りの鼕行列を満喫されたのではないでしょうか。★鼕(どう)太鼓を載せた鼕台の全面中央には画像のような「歳徳神」の額が取り付けられています。これは何故でしょうか?市内の多くの町内では1年の初めに祀る神様である「歳徳神」が祀られています。古くは町内ごとにその年の五穀豊作、豊漁、家内安全を司る神様である「歳徳神」の神輿を担ぎ、太鼓を叩くなどして町内を練り歩いていたそうです。城下町を練り歩く太鼓はやがて大型のものとなり、これを取り付ける鼕台は歳徳神の宮の「仮宮」として、白木社造りの宮宿を模して作られるようになります。江戸期には一体的であった「宮」と「鼕」は分離し、現在は歳徳神の額だけが鼕宮の正面上部に掲げられるのが一般的となったようです。★朝夕の冷え込みは徐々にきびしくなっています。体調管理には留意しなければなりませんね。