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スタッフブログ

「二百十日」

2022.09.02

今週に入ってからは雲の多い日が多くなっています。台風11号も発生しているので進路によっては注意が必要になりそうですね。★昨日は雑節の「二百十日」。立春から数えて210日目に当たる日で、毎年9月1日頃になります。稲穂が実り始める頃ですが、同時に農作物に大きな被害をもたらす台風などに見舞われる時期でもあり、古くから農村や漁村ではこの日を油断できない厄日として捉えてきたとされています。また、1923年に発生した「関東大震災」が9月1日であったこともあり、のちに9月1日は「防災の日」として制定されたそうです。自然災害の時期や規模は予想できない部分もありますので、日頃からの備えが大切と言えそうですね。★例年、私たちの工房では秋のお彼岸前のこの時期になるとお仏壇の修復などで慌ただしくなります。お仏壇は大きく分類すると「塗り仏壇」と「唐木仏壇」とになりますが、画像は30年ほど前に造られた唐木仏壇です。塗り仏壇とは製造工程が違うので修理方法も異なったものになり、手順としては分解、洗浄(すす洗い)、木地補修、塗装、金具補修、背板・障子の張り替え、組立てとなります。納期は塗り仏壇よりもやや短く、3週間から1ヶ月程度で完成です。お預かりしたこのお仏壇も秋のお彼岸前には仕上げたいと考えています。(画像はご依頼者様にご了解を頂き掲載しています)★朝晩にはすっかり秋めいた風が吹くようになりました。気温が低い日もありますので注意が必要になりそうですね。