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スタッフブログ

「お釈迦様は何を悟った?」

2021.12.05

12月に入ってからは各地で冷たい冬の風が吹き始めているようですね。数日前には松江でも小雪が舞うほどの寒さになっていました★12月8日はお釈迦様が菩提樹の木の下で悟りを開かれた日とされることから、この日は各地の寺院で「成道会(じょうどうえ)」が執り行われます。これはお釈迦様の誕生を祝う灌仏会(4月8日)や命日に勤める涅槃会(2月15日)と並んで、釈尊三大法要の一つに数えられています。南伝〈南方〉仏教では「ウェーサク(Vesak)祭」として5月の満月の日に仏誕会、涅槃会と共に行われているようです。★2500年も前の12月、お釈迦様は一体何を悟られたのでしょうか?多くの書物には「世の中のすべてのものは互いに支え合いながら絶えず変化している(縁起)。それぞれが原因(因)と条件(縁)となってその姿を変えている。しかし、私たちはそれを認めようとせず、自分がその中心であるかのように錯覚し、欲望から自分の思い通りにしようと考えてしまう。そして、それが叶わないことから苦しみが生まれ、悩むことになる。」という真理にたどり着いたとあります。また同時に、これらの苦しみを滅するための具体的な方法を「八正道」として示され、人としての正しい考え方や生き方を説かれたとされます。現在でも「諸行無常」「諸法無我」「一切皆苦」「涅槃寂静」などの真理は「四法印」と呼ばれ広く知られていますね。