header

スタッフブログ

「髪置きの儀」

2021.11.15

先週から不安定な天候が続いていましたが、昨日は久しぶりに青空が広がりました。松江城周辺の木々も徐々に秋の色に染まりはじめているようです。★平安時代には男児、女児ともに3歳頃までは髪を剃り、それ以後になって初めて髪を伸ばすという風習があったそうです。3年目の節目の年には子供が無事に成長するよう神社などで祈願し「髪置きの儀」と呼ばれる儀式も行われるようになったとされています。医学が発達していない時代には無事に子供が育つことは大変なことだったようですね。このような儀式は公家や武家の間で広まり、やがて庶民の間にも浸透したと言われています。5歳になった男児は少年の仲間入りをする意味で「袴着の儀」を、7歳になった女児はそれまでの子供の帯を解いて大人と同じ帯をする「帯解きの儀」などの行事を行っていたそうです。五代将軍家綱の子「徳松」は幼い頃から病弱であったこともあり当時、縁起の良い日とされていた11月15日に神社で健康を祈願したとされ、現在ではこれらの儀式は「七五三詣」として受け継がれ定着しています。現代の子供たちにとっては難儀な儀式に思えるかもしれませんが、元気に大きくなれるよう神様やご先祖様にお願いし感謝するという「七五三参り」の意味を話して聞かせてあげることも大切なことかも知れませんね。★今週は比較的に穏やかな天気になる予報が出ています。朝晩は冷え込む日もあるので体調管理には留意したいですね。