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スタッフブログ

「慈照寺(銀閣寺)」

2021.10.25

霜降を迎えて一段と秋の深まりを感じるようになりました。木々の梢も徐々に色づき始めているようです。★毎年この時期になると仏壇をはじめ、あらゆる仏具の展示会が京都で開催されます。京都は歴史的な見どころも多く、私も出掛けたその足でできるだけ見学するようにしています。京都は日本の古い都というだけでなく私たち日本人の文化の源があるのではないかと感じることがあります。1200年の歴史の中で受け継がれた文化は全国津々浦々に伝わり、建築物や工芸品、文学に芸能、儀礼的な風習から普段の食事に至るまで、日常の暮らしの中の様々な場面で遭遇します。生まれた土地ではないのに京都を訪れると何処となく懐かしく思うのも自然なことかも知れませんね。四季折々の表情も美しく、久し振りに訪れても落ち着いた時間を過ごすことができます。ただ、残念ながら昨年と今年は県外への移動自粛で、展示会は欠席となってしまいました。★画像は数年前に撮影した京都市左京区にある「慈照寺」で、通称「銀閣寺」とも呼ばれています。「金閣寺」の華やかさとは対照的な「侘び」の世界ですが、私も学生時代に訪れてからはずっと虜になっています。境内には1486年に建立された足利義政の持仏堂である「東求堂」があり、その中には日本最古の書院造りや仏壇の源流とされる位牌棚なども遺されています。★朝夕はすっかり肌寒さを感じるようになっています。暖房器具の準備も必要になりましたね。