「盆提灯の組み立てに挑戦④」
2021.07.28
さすがに今年の夏の暑さは応えますね。万葉集に「石麻呂に吾れもの申す夏痩せに良しというものぞ鰻とり食せ(大伴家持)」と詠われています。今も昔も夏バテには鰻ということでしょうか。今日は土用の丑の日、何とかしたいものです。★大内提灯の組み立ては3本の足のうち手前側が1本、奥側が2本になるようにして作業を進めます。「ソケットコード」を下側から「通し穴」を通して一旦上に出して、中央の固定穴に「締め付けネジ」で取り付けます。「締め付けネジ」には「房掛けフック」が付いているので、フックに房を掛けます。次に2本の「上柱」を差し込みます。「上柱」には「火袋」をかける金具が付いているので、金具が外側になるようにします。おそらく後半部分で「難しい」と感じるのはこの工程ではないでしょうか。ただ、この工程は間違えてもやり直せるので心配はいりません。次に「ロクロ(台座)」に「火袋」をかぶせ、台座の上面の周囲3カ所に「火袋」を止める「輪止め」がありますので「輪止め」を回して固定します。分解工程では逆の手順になりますが、「上柱」を抜く際には柱を左右に小刻みに揺らしながら少しずつ抜くようにすると安全に抜き取ることができます。次回は組み立ての最終段階となります。