「7月盆」
2021.07.15
7月13日には中国地方も梅雨明けしたようです。昨日からは松江の気温も上昇して夏の空になっています。★お盆といえば8月に行われるのが主流ですが、7月15日を中心とした「7月盆」を行う地域もあります。同じ日本でのお盆なのに不思議ですね。江戸時代中期(1704年)に発刊された「華実年浪草」には「七月十三日、黄昏に及びて都鄙倶に聖霊を迎ふるの儀あり、此の時、門前に於いて麻殻を折り、焚きてこれを迎え火という」とあります。もともと江戸時代の人々は旧暦の7月に「迎え火」をしていたようです。ではなぜ現在のお盆に1ヶ月の違いがあるのでしょうか。これは明治時代に行われた改暦が関係しているそうです。明治6年に新暦が採用されたのに伴い、お盆の時期は地域の生活様式や文化によって分かれ、東京や横浜の一部は7月盆、農村や漁村の多い地方では8月盆が定着したと言われています。私たちの地域ではお盆まであと一か月後ということになりますね。★先週末から週明けにかけて山陰両県では大雨により、各地で土砂崩れや家屋浸水などの被害が発生しました。報道によれば山陰両県で31万人に避難指示が出され、孤立した集落も多く発生したそうです。昨日、ご来店されたお客様のお宅も家屋浸水に遭われたとのことでした。★被害に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復旧をお祈り申し上げます。