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スタッフブログ

「謹賀新年」

2021.01.05

松江でも大晦日の朝には除雪が必要なほどの積雪になっていました。天守も久しぶりの雪化粧ですね。★約2500年前にお釈迦様は最初の説法の中で、生きる上での真理を「四諦(したい)」として説かれました。四諦とは「苦諦(くたい)/人生は苦しみであるという真理」「集諦(じったい)/苦しみには原因があるという真理」「滅諦(めったい)/苦しみは滅することができるという真理」「道諦(どうたい)/苦しみを消す方法は八正道であるという真理」の四つとし、あらゆる苦しみや迷いを消す方法である「八正道」とは「正見」「正思」「正語」「正業」「正命」「正精進」「正念」「正定」の八つで、基本的な「正しい行い」として示されています。最初の「正見(しょうけん)」は「正しく見る」という意味ですが、正確にはこれまでの自分の経験や、記憶、知識、感情などに影響を受けることなく「ありのままに見る」ということ。自分の持つ認識や意識、好みなどを排除せずに物事を見てしまうと、誤った見方となり苦しみや迷いが生まれる原因になる、としています。情報が溢れる現代社会の中では物事を「正しく見る」ことは、案外難しいことかも知れませんね。★今年も日常の暮らしの中では困難もあるかも知れませんが、正しく見ることを心がけ静かで穏やかな一年にしたいと思います。この一年が皆様にとって幸せ溢れる年になりますよう、心よりお祈り申し上げます。