header

スタッフブログ

「処暑」

2020.08.25

お盆が明けてからも連日のように各地で猛暑となっています。今日も全国的に日中の気温は上昇する予報になりました。★暦の上では「処暑(しょしょ)」の節を迎えています。「処暑」は「厳しい暑さが終わる頃」という意味で、暑さは残るものの朝夕には涼しい風も吹き、夏の終わりを感じさせる時期とされます。ただ、今年は梅雨明けからずっと厳しい暑さが続いていますね。それでも、田んぼにはトンボが飛び交い、玄関先の燕の姿も徐々に見なくなって、ほんの僅かですが季節の変わり目を感じるようになりました。久しぶりに通りかかった佐陀川周辺の水田でも存分に陽を浴びた稲穂がのびのびと成長していて、間もなく収穫の時期を迎えようとしています。★農家の方々は冬の寒さの中で支度を始め、春先には種を蒔き、水不足や風を心配しながら手入れをして夏を過ごし、秋の収穫の時期を待つことになりますが、その間のご苦労は想像を超えるものではないでしょうか。古くは稲の収穫の時期になると動物に稲を荒らされないよう、仮小屋を建てて夜中に見張り番もしていたそうです。「秋の田のかりほの庵の苫をあらみわが衣手は露にぬれつつ(百人一首)」(現代語訳:秋の田圃のほとりにある仮小屋の、屋根を葺いた苫の編み目が粗いので、私の衣の袖は露に濡れることですよ)★週末にかけても気温は上昇する予報になりました。本格的な秋の訪れはもう少しですね。