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スタッフブログ

「地蔵菩薩」

2020.01.24

今日の松江は雲の多い朝を迎えました。気温はそれほど下がらない予報になっていますね。★今日、24日はお地蔵さまのご縁日。一年の最初の24日は「初地蔵」と呼ばれています。子供の頃からお地蔵さまは身近な存在で、外で遊べばいつもどこかで見かけていたように思います。現在でも路傍に立つお地蔵さまの姿は私たちの日常生活の風景に溶け込んでいますね。★誰もが身近に感じるお地蔵さまですが、そもそも「地蔵信仰」はいつ頃から始まったのでしょうか。日本では浄土信仰が普及した平安時代以降、お地蔵さまは無限の大慈悲の心で私たち衆生を様々な苦しみから救済して下さる菩薩として広まったと考えられています。また、子供たちには格別に慈愛の手を差しのべるとされ、赤いよだれ掛けを贈られたお地蔵さまも多く見かけます。仏教では釈迦入滅後、弥勒菩薩が現れるまでの世界ですべての有情を六道の苦しみからも救済する菩薩とされることから六地蔵の姿で祀られることも多いようです。昔話のひとつに「笠地蔵」という話があります。大晦日の雪の晩に、じいさまが市場で売れなくて持ち帰った笠をお地蔵さまにかぶせるという物語ですが、古くからお地蔵さまが庶民の間でも慕われてきた様子が伝わる話ですね。★来週にかけても不安定な天気になりそうです。インフルエンザも流行っているようなので体調管理に留意したいですね。