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スタッフブログ

「哲学の道」

2019.11.05

今日の松江は穏やかな朝を迎えました。終日、秋晴れの一日になりそうですね。★早いものでもう11月、今年も残すところあと2ヶ月となりました。この時期になると仏壇、仏具をはじめ掛軸、念珠、金襴製品などの新作が出品される「京都展示会」が開催されますので、私たちも来年の準備を兼ねて出掛けて来ました。また京都には歴史的、文化的な遺産も多いのでできるだけ見学するようにしています。京都永観堂付近から銀閣寺に繋がる場所に「哲学の道」という散歩道があります。沿道には木々が植わり、四季折々の風情を楽しむことができるので、一年を通じて観光客でにぎわう人気のスポットになっています。ここは1890年(明治23年)に琵琶湖疎水が完成した時の管理用道路だったそうですが、一般の人も歩いて通行するようになり、明治の頃には周辺に文人も多く住むようになったそうです。京都大学の哲学者「西田幾多郎」や「田辺元」らが好んで散策したことから「哲学の小径」などとも呼ばれます。西田幾多郎らが思案を巡らしたと言われる場所ですが、なるほどと思えるような自然に囲まれた静かな場所でした。「人は人 吾はわれ也 とにかくに 吾行く道を 吾は行くなり」(西田幾多郎)★朝晩は冷え込みそうですが、明日も好天に恵まれる予報になりました。