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スタッフブログ

「チャンガラ磨き」

2019.10.16

今日の松江は秋晴れの爽やかな天気になっています。堀川沿いの草木にも秋の始まりを感じる季節になりましたね。★松江ではいよいよ今週末に「松江祭鼕行列」が開催されます。北殿町も今年は参加する年なので、それぞれの担当が準備を進めています。画像は「チャンガラ」と呼ばれる鼕行列には欠かせない楽器で、地域によっては「チャンパ(手拍子)」などと呼ばれています。太鼓や笛の音に合わせて打ち鳴らして使用しますが、真鍮で作られているので次第に変色(酸化)して右奥のような状態になります。表面の酸化膜は真鍮そのものを保護する役割を持っていますが、時々磨いてクリーニングします。これを磨くのは私たちの担当で、仏具磨きと同じ要領で綺麗にして本番に備えておきます。鼕行列まであと数日、大急ぎで作業を進めなければなりませんね。★もともと松江の鼕行列は平安時代に京都で行われていた「左義長(さぎちょう)」という正月行事に起源があるそうです。江戸時代には町方でお正月の「歳徳神」を祭る「とんど行事」で太鼓を叩いて笛やチャンガラで囃し立てたという歴史があって、大正四年(1915年)大正天皇の御大典の折に鼕台に車輪を付けて各町内が行列をしたのが現在の鼕行列の始まりと言われています。★週末にかけて不安定な天気になる予報になりました。鼕行列の行われる10月20日(日)までに回復するといいですね。