「盆提灯の組み立て②」
2019.07.25
九州、近畿地方では梅雨明けしたようです。昨日は松江でも最高気温が30度を越えていたそうで、夏の訪れを感じる一日になりましたね。★大内提灯では最初に「台座部分」を組み立てます。基本的には3本の「下足」を「三角」と呼ばれる三つ又形状の部品で支える構造になっています。画像のように「下足」を差し込むタイプの提灯では、はじめに2本だけ「下足」を「ロクロ(台座)」に差し込み、この段階で「三角」を差し込みます。「下足」を3本すべて差し込んでしまうと「三角」の取り付けが難しくなり、場合によっては割れなどの原因になりますので注意します。画像のように2本の「下足」を差し込んだ状態で「三角」を取り付け、その後で3本目の「下足」を差し込むと無理なく組み立てられます。この作業では「ロクロ(台座)」に取り付けられている金具などが床や畳を傷つけてしまうことがありますので、厚手の布などを敷いて組み立てると安心です。また、無理に力を入れると破損やケガの原因になりますので注意します。提灯を分解する時の手順はこの逆で、初めに1本の「下足」を丁寧に抜き取り、「三角」を外した後、残りの2本の「下足」を外します。次回は上半分の組み立て方法をご紹介します。★松江では今日も気温が上昇する予報になりました。山陰の梅雨明けも間もなくですね。