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スタッフブログ

「白木蓮」

2019.03.19

松江でもお彼岸に入ってからは穏やかな天気になりました。いよいよ春の気配を感じるようになりましたね。★毎年この時期になると近くの天台宗の寺院、普門院では白木蓮が咲き誇ります。白木蓮(ハクモクレン)はその花びらの形から木に咲く蓮とも呼ばれています。花言葉は「慈悲、気高さ」。お寺に相応しい花ですね。お彼岸に入ってから一気に開花したようで、今日も青空の下で綺麗な花を咲かせていました。松江市周辺では天台宗の寺院は比較的少ないようですが、天台宗は伝教大師「最澄」が開いた宗派として知られています。最澄は767年に近江国(現在の滋賀県)で生まれ、12歳で出家し延暦四年(785年)に東大寺で戒を受け僧侶となっています。のちに天台大師「智顗」の教えを極めたいと願い唐に渡り天台学を学び、その後「円密一致」といわれる日本天台宗の基礎を築き上げたとされています。また、最澄は「山家学生式」の中で「忘己利他(もうこりた)」という言葉を残しています。「悪事を己に向え 好事を他に与え 己を忘れて他を利するは 慈悲の極みなり」つまり自分の幸せは忘れて人の幸福のために尽くすことが最高の慈悲であると示しました。★明日も好天に恵まれそうですが、お彼岸の中日あたりからは雲の多い天気になりそうですね。