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スタッフブログ

「早春」

2019.02.11

昨年の今頃は松江市内でも積雪がありましたが今年は春を思わせるような日もあり、まとまった雪もまだ降っていませんね。すでに松江城周辺の堀端では早咲きの桜の蕾もほころび始めていました。今日の松江は朝方まで穏やかな天気でしたが昼前には急に冷たい雨が降り出し、午後からも気温は上がらず寒い一日となりました。私たちの作業も寒さで遅れがちになりますね。★「明日ありと 思う心の仇桜 夜半に嵐の 吹かぬものかは」(明日があると思っている心は いつ散るか分からない儚い桜のようです 夜に嵐が吹くかもしれないのに) これは親鸞聖人が詠まれたと伝わる歌です。聖人が仏門に入る決心をされ訪れた青蓮院に着いた時は既に夕方になっており、慈円和尚から「今日はもう遅いので、得度の式は明日にしましょう」と言われ、詠んだ歌とされています。その日のうちに得度を懇願された聖人はまだ9歳だったそうです。諸行無常ということでしょうか。「自分の命も明日あるか分からない だからこそ今を精一杯悔いなく生きたい」という思いが込められていると言われます。日頃、つい「明日やればいいか」と思ってしまう心を戒めていただく言葉ですね。★明日も気温の上がらない予報になっています。今週末までは不安定な天気になりそうですね。