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スタッフブログ

「一切皆苦」

2018.11.22

今日の松江は小雨まじりの天気になっています。暦の上でも「小雪」を迎えて日ごとに秋の深まりを感じるようになりましたね。★昨日歩いた松江城から北堀橋にかけての堀川沿いの木々もいよいよ秋めいた彩になっていました。本当に早いもので、今年もあと1ヶ月と少々。良いことも沢山ありましたが、なかなか思い通りに行かないことも色々あった年だったように思います。★お釈迦様は「私たちの世界は自分自身の思い通りにならないことばかりである」という真理を「一切皆苦」として説かれました。仏教での「苦」は単に苦しいという意味ではなく「思い通りにならない」という意味だそうです。この「苦」は生(生きる苦しみ)、老(老いの苦しみ)、病(病の苦しみ)、死(死の苦しみ)、求不得苦(求めるものが得られない苦しみ)、怨憎会苦(会いたくない人に会う苦しみ)、愛別離苦(愛しい人と別れる苦しみ)、五蘊盛苦(心身を抑制できない苦しみ)などで「四苦八苦」とも呼ばれています。安らかな心で生きるためには何事にも執着しないことで、その方法は正しい生き方(八正道)の実践であるとしています。今年も残すところあと四十日、やはり思い通りにならないことも多いと思いますが、悔いの残らぬよう過ごしたいものです。★週末にかけて朝晩は冷え込みそうなので留意したいですね。