「盆提灯の組み立て②」
2018.07.12
今日の松江は雲の多い朝を迎えました。それでも天候の大きな崩れはなさそうですね。★提灯の組み立てでは、はじめに「台座部分」を組み立てます。「大内提灯」には3本の「下足」がありますが、それを「三角」と呼ばれる三つ又形状の部品で支える構造になっています。はじめに2本だけ「下足」を「ロクロ(台座)」に差し込み、この段階で画像のように「三角」を差し込みます。「下足」を3本すべて差し込んでしまうと「三角」の取り付けが難しくなり、場合によっては割れなどの原因になりますので注意します。画像のように2本の「下足」を差し込んだ状態で「三角」を取り付け、その後で3本目の「下足」を差し込むと無理なく組み立てられます。この作業では「ロクロ(台座)」に取り付けられている金具などが床や畳を傷つけてしまうことがありますので、厚手の布などを敷いて組み立てると安心です。また、無理に力を入れると破損やケガの原因になりますので注意します。提灯を分解する時の手順はこの逆で、初めに1本の「下足」を丁寧に抜き取り、「三角」を外した後、残りの2本の「下足」を外します。次回は上半分の組み立て方法をご紹介します。★今日の西日本は全域で気温が上昇する予報になりました。明日からしばらくは気温の高い日が続きそうですね。