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スタッフブログ

「半夏生」

2018.07.02

先週の梅雨空から一転して真夏のような天気になっていますね。昨日の最高気温は松江でも34度を記録したそうです。★今日は雑節のひとつで「半夏生(はんげしょう)」と呼ばれる日です。七夕(7月7日)頃までの5日間を半夏生と呼ぶこともあるそうですね。半夏生は古くから気候の変わり目として農作業の目安となっていて、田植えはこの半夏生の時期までに終わらせるものとされていたようです。山陰地方ではあまり馴染みがありませんが、関西地方ではこの時期に蛸(タコ)を食べる習慣があるそうで、稲の根が蛸の足のように四方八方にしっかり根付きますように、稲穂が蛸の足の吸盤のように立派に実りますように、という願いが込められていたようです。また、香川県ではうどんを食べる風習が残っていて、この時期に収穫された小麦でうどんを打ち、収穫祭で食べて祝ったことが由来だそうです。奈良県ではきなこ餅、福井県では鯖を食べるそうですね。夏を前に栄養価の高いものを食べるという意味もあるのでしょうか。また、この頃に降る雨を「半夏雨(はんげあめ)」と呼んで、不安定な天候から大雨になることが多いと言われていますので、豊作を願ってそれぞれの地域で様々な風習が残っているのかもしれませんね。★今日も気温は高くなりそうですが、明日からはまた不安定な梅雨空に戻る予報になりました。体調管理には十分に留意したいですね。