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スタッフブログ

「牡丹」

2018.04.25

松江は昨日から雨模様になっています。朝晩の冷え込みは穏やかになっていよいよ暖房器具を収納する時期になりましたね。★昨日はお客様のお宅にお伺いして美保関町から八束町を回る途中、八束町にある牡丹園に立ち寄りました。この時期はちょうど見頃を迎えておりゴールデンウイークにかけて来客数が多くなるそうです。園内には多くの牡丹が咲き誇っており、どの花も美しく見応えがありました。画像は「花王」と呼ばれる品種だそうで、色も鮮やかに見事な大輪の花を咲かせていました。江戸時代の俳人、与謝蕪村は「ちりて後おもかげにたつぼたん哉」と詠んでいます。牡丹の花の持つ存在感は大きく、時代を越えて美しい花を咲かせているようですね。もともと牡丹の原産国は中国。根皮には鎮痛や消炎効果があることから治療薬として2世紀頃から栽培されていたそうです。5世紀頃からは美しく咲く花が観賞されるようになって、日本に伝わったのは弘法大師空海が遣唐使船によって持ち帰ったのが始まりとも言われています。私たちの仕事でも牡丹の文様には意外にも馴染みがあって、仏壇や仏具、寺院欄間の彫刻などにも牡丹柄が古くから用いられています。昨日は春の柔らかな雨の中、僅かな時間でしたが十分に堪能させて頂きました。★今日はまだ不安定な天気になりそうです。ただ、明日からは好天が続く予報になりましたね。