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スタッフブログ

「大寒」

2018.01.20

今日の松江は雲の多い朝を迎えています。時折小雨も降っているようですね。★暦の上では一年で最も寒さが厳しくなるとされる「大寒」を迎えました。先週の寒波は落ち着いて、ここ数日は比較的穏やかな天気となっています。大寒は「冷気が極まって最も寒さがつのる時期」という意味があるそうで、この時期は空気中の雑菌も少なく水質も良いことから、昔から味噌や醤油、日本酒などを仕込み始めるのには適しているとされています。寒さの厳しいこの時期も大切な恵みの季節と言えるかもしれませんね。また、武道などにおいては「寒稽古」や「寒修行」などと呼ばれる伝統的な稽古法の多くもこの時期に行われます。これは近年の科学的なトレーニングとは対照的なものですが、体力的、技術的な向上を目指すというより、精神的な鍛錬に重点が置かれていることが多いようです。仏教においても寒さの中での修行は古くから行われており、「寒行」や「滝打ち」、神道では冷水や海水を浴びて穢れを落とす「禊祓」などが知られています。今年初めて出掛けた今朝の松江城の椿谷の梅も、まだ春を迎えるには早いという様子でした。★週明けからはまた気温が低くなりそうです。インフルエンザも流行っているので十分留意したいですね。