「年の瀬」
2022.12.30

一頃の寒さは落ち着き、今週は松江でも穏やかな天気が続きました。今日も日中の気温はそれほど下がることはなさそうですね。★今年も残すところあと2日となりました。一年を振り返ってみると様々な出来事があり、慌ただしいまま時間が過ぎてしまったような印象です。今年になっても新型コロナの感染拡大は続き、社会的にも経済的にも大きな影響がありました。また、2月にはロシアによるウクライナ侵攻が始まり世界中に衝撃が走りました。あれから10ヶ月、色々なことを考える年になったと感じています。普段の生活でも原油やその他の資源価格の上昇、あるいは為替変動の影響を受け、多くのものが値上がりしました。また、安部元首相の銃撃事件などショッキングな出来事もあり、昨日までの当たり前だった日常がどんどん変わって行くように感じた年でもありました。一方、大リーグでの大谷翔平選手の活躍や、サッカーW杯の日本のベスト16進出などは大いに勇気をもらえる明るいニュースだったのではないでしょうか。来年こそは嬉しい話題で満たされた1年になることを願うばかりですね。★トップページに最新情報コーナーと営業日カレンダーを新設いたしました。このスタッフブログは来年も10日に1度のペースで投稿する予定ですので宜しくお願いいたします。この一年間、本当にありがとうございました。心より感謝申しあげます。
「納めの大師」
2022.12.20

昨日は全国各地でこの冬一番の積雪となったようです。今朝も気温は低く、庭先の水鉢の水もすっかり凍り付いていました。★冬の寒さも本格的となる12月21日は「納めの大師」と呼ばれる縁日です。縁日は高僧や神仏の降誕日や命日などに由来した日に開かれますが、弘法大師をご本尊としている寺院では大師の命日に由来して毎月21日に「御影供(みえく)」という法要が執り行われます。明日は1年の最後の縁日と言うことから「納めの大師」と呼ばれ、境内などで「納めの歳の市」などが開かれる寺院もあります。京都にある弘法大師ゆかりの「東寺」では「終い弘法(しまいこうぼう)」と呼ばれる歳の市が開かれ、毎年多くの参拝者で賑わうそうです。境内の1000店ほどの露店には歳末の準備品やおせち料理の材料などが並び、今では京の師走の風物詩となっているようですね。★毎年、この時期になるとお位牌の納期なども年末年始を迎える関係で不安定になってまいります。私どもの工房ではお位牌の彫刻、金文字ともに1週間程度の納期を頂いておりますので、12月23日までにご依頼いただきますと年内に間に合うようご準備させていただきます。ご迷惑をお掛けいたしますがよろしくお願いいたします。★朝晩の冷え込みも一段と厳しくなっています。体調管理には十分留意して歳末、年始を乗り切りたいものですね。
「国宝松江城マラソン2022」
2022.12.10

暦の上では「大雪」を迎えて一段と冷たい風が吹くようになりました。師走も中盤になると年の瀬の準備などもあるので誰もが気忙しくなりますね。体調を崩さぬよう乗り切りたいものです。★12月4日には3年ぶりに「国宝松江城マラソン」が開催されました。新型コロナの影響もあり参加者数が心配されましたが、山陰両県をはじめ全国から2,681人の選手が集まり、城下町から宍道湖、中海の見えるコースを走り抜けました。当日の夜明け前は雨模様でしたがスタートする頃には雨も上がり、競技後半には時折青空も見える天候となっていたようです。沿道には個性豊かなボードや旗で選手を応援する姿も見られ、エイドステーションでは松江の味覚も振る舞われるなど市民全員で盛り上げるイベントになっているように感じました。ただ、これだけの大きなイベントを支える運営スタッフの方々の努力は並大抵のものではなかったと思います。市民一丸となって協力できる素晴らしい大会として定着して欲しいものですね。★最近は健康ブームということでジョギングをする方も増えているようで、私もほんの数キロですが毎日走るようにしています。フルマラソンはとても無理ですが、健康のためにも続けたいと思っています。★明日からは雲の多い不安定な天気になりそうです。タイヤも冬用のものに交換する時期になりましたね。
「成道会」
2022.11.30

早いもので今年も残すところ1ヶ月となりました。様々な出来事が起きた年でもあり余計に早く感じてしまいますね。★あと1週間ほどで「成道会」の時期を迎えます。「成道(じょうどう)」とは「悟りを開き仏道を成就する」という意味で、12月8日にお釈迦様が悟りを開かれたことから、この日は宗派を問わず全国の多くの寺院で法会が執り行われます。2500年前、お釈迦様は北インド東部の小国の王子として生まれますが、世の無常を感じ29歳の時に地位も名誉も捨て出家。その後、6年間の難行苦行を経ても真理を見いだせず、お釈迦様は苦行をやめることを決意します。そして菩提樹の下で幾日も瞑想を続け、ついに35歳の12月8日の早朝に悟りを開かれたと伝えられています。★2500年前、お釈迦様は「諸法無我」や「諸行無常」の真理を説き、同時に「人々の平等」を説いたとされています。当時、インドでは生まれによりバラモン(司祭者)、クシャトリヤ(王族・武士)、ヴァイシャ(庶民)、シュードラ(奴隷)などに定められる身分制度がありましたが、お釈迦様はこれを否定。最古の原始仏典とされる「スッタニパータ」には「生まれによって賤(いや)しくなるのではなく、生まれによってバラモンになるのではない。行いによって賤しくなるのであり、行いによってバラモンとなるのだ」とあります。2500年の時を経た今も考えさせられる言葉です。★週明けからは時折、強い雨の降る不安定な天気となっています。しばらくは雲の多い天候が続きそうですね。