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提灯の組み立て③

2016.07.14

今朝の松江は久しぶりに穏やかな天気ですね。雲はありますが晴れ間が広がりました。★写真は提灯の上半分の構成部品です。丸い「ろくろ」の上面には「上柱」を差し込む2つの穴があります。裏面は「下足」用の3つの穴がありますのでこちら側が上面です。中ほどに2本の「上柱」とその上に「雲手」、右側に「電装ソケットコード」、その下は風鎮付きの「房」、反対側に「電球」、一番右側に「火袋」という構成です。ポイントは「ろくろ」の中ほどにある大小の繋がった穴にソケットを取り付ける工程でしょうか。「組み立て方②」での既に3本の下足は組み立てられているので「ろくろ」の裏側から大きい方の通し穴に「ソケットコード」を差し込みます。この時あらかじめ「締め付けネジ」は外しておきます。そして「ろくろ」中心にある小さな方の「ソケット取り付け穴」に締め付けネジでソケットをしっかりと固定します。更に2本の「上柱」を差し込んで「火袋」をかぶせると大体の形が見えてきます。★明日は曇りになるようですが、週末の天気はまた崩れる予報になりましたね。

提灯の組み立て②

2016.07.13

今日は東北から九州まで広く雨雲が広がっているようです。松江でも朝から雨模様になりましたね。★はじめに「台座部分」の組み立てです。提灯には3本の「下足」がありますがそれを「三角」と呼ばれる三つ又形状の部品で支える構造になっています。「下足」を2本差したところで「三角」を差し込み、この画像の状態で3本目の「下足」を差し込むと無理なく組み立てられます。この作業は台座枠に取り付けられている金具などが床や畳を傷つけてしまうことがありますので、厚手の布などを敷いて組み立てられることをおすすめします。また、無理に力を入れると破損やケガの原因になりますのでご注意下さい。提灯を分解する時の手順はこの逆で、初めに1本の「下足」を丁寧に抜き取り、「三角」を外して残りの2本の「下足」を外します。次回は上半分の組み立て方法をご案内します。★午後も局地的に強い雨が降る予報も出ていますので十分に注意したいですね。

提灯の組み立て①

2016.07.12

今日の松江は朝から小雨模様になっています。気温も高く蒸し暑い一日になりそうですね。★あとひと月でお盆を迎える時期となりました。今回から数回にわたり盆提灯の組み立て方についてご説明させていただきます。付属されている説明書をご覧いただければどなたでも組み立てられるようになっていますが、一般的な大内提灯を例に組み立てのポイントなども合わせてご案内させて頂きたいと思います。写真は提灯の台座部分の部品構成です。丸い台座は「つば」「ろくろ」などと呼ばれ、「下足」を差し込む3つの穴があり、中ほどには電球を支えるソケットの通し穴と中心にソケットの固定穴があります。さらに3本の「下足」とそれをつなぐ三つ又形状の「三角」で台座部分は構成されています。「下足」はこのように差し込むタイプのほかネジで固定するタイプやスライドさせて固定するタイプのものなどがありますが、概ね組み立て方は同じです。★明日も雨の予報になりました。梅雨明けまであと暫くですね。

雨安居

2016.07.04

今日の松江は朝から雨雲が広がり、時折激しい雨になっています。天気の変わり目が急ですので外出には雨具が欠かせませんね。★梅雨時期は何をするにも億劫になってしまいますが、自然の生物にとっては欠かせない恵みの雨の季節でしょうか。仏教では僧侶が雨季の一定期間外出せず、寺などにとどまって修行することを「雨安居(うあんご)」と呼ぶそうです。自然の生命活動が盛んになるこの時期、外を歩き回ると草木や虫を踏みつけたり、無用な殺生をしてしまうことも理由の一つだそうで「夏安居(げあんご)」「夏行(げぎょう)」「夏籠(げごもり)」などという呼び方もあるようです。★今週も曇りの日が多いようですが、雲間から少しずつ夏らしい日差しも感じられるようになる時期ですね。