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仏壇工場見学⑤

2016.08.30

松江は明け方までに雨は上がり、雲間から青空も見えています。日中もそれほど崩れない予報になりましたね。★研磨と塗装が繰り返された部品は組み立てられお仏壇らしくなってきます。徳島仏壇は木地の乾燥技術の高さが評価されていますが、この組立てと仕上げの技術も卓越しています。組み上がった後も「研ぎ」と「立て吹き」と呼ばれる技法で丹念に仕上げられ、極めて完成度の高いお仏壇が出来上がります。再度、厳しく入念にチェックされ梱包されて全国に出荷されます。この工場のお仏壇はすべて手仕事で仕上げられるため、大量生産はできませんがその品質は高く評価されています。私たちもこの仏壇メーカーとは40年以上のお付き合いをさせて頂いていますが、お客様からのクレームがほとんど無いので安心してお客様にもおすすめできますね。★台風10号が今日にも東北地方に接近するという予報が出ています。東北から北日本にかけては雨と風が心配ですね。

仏壇工場見学④

2016.08.29

松江は昨日の午後から強い雨になりました。今日も雨雲が広がって断続的に降っていますね。★工場の部品加工部門では細かな彫刻などが施されます。この工場では欄間彫刻、障子組み、飾り彫りなどすべて手仕事で行われています。画像はお仏壇の内陣の天井部分に取り付けられる「宮殿」で、この日は様々な素材の宮殿が製作されていました。200点以上の部品で構成される宮殿もすべて手仕事で組み立てられます。本来「宮殿」はお仏壇の中央部分にある須弥壇の上に配置されますが、仏の住する空間の「天宮」として入念に製作されます。このほか柱の彫刻や高欄の彫刻など、繊細な加工が行われていました。★松江では明日から天気が持ち直す予報になりました。東日本から北日本では台風10号の上陸が心配ですね。

仏壇工場見学③

2016.08.28

今日の松江は朝から雲が広がりました。朝晩は随分涼しくなって過ごしやすくなりましたね。★工場の加工部門ではお仏壇に必要な材料を切り出し、一定の長さ、厚みに加工します。ここでは大きな部材から細かな部品まで様々な加工が施されていました。画像はお仏壇の胴回り(台輪)部分と戸軸、膳引きの製作途中のものです。工場にある160台の機械のうち全自動機械は3台だけで、あとはすべて人が操作するそうです。この台輪や戸軸などの組み立ても最後はすべて職人の手仕事で仕上げられます。半完成品の段階で見るとそれぞれの工程ごとに手間暇をかけて丁寧に作られている様子が分かります。私たちもどんなお仏壇がどのようにして製作されるのか確認することで安心してお仏壇をお届けすることができますね。★午後からは雨の予報になりました。今日は気温もそれほど上がらないようですね。

仏壇工場見学②

2016.08.27

今日の松江は朝から曇り空で、時折小雨が降っています。この2日間で気温は随分下がりましたね。★画像は仏壇工場の敷地内で乾燥されていた木材です。戸板、戸軸、胴回りなどに使用される材料ですね。ここでは約1年間の自然乾燥で木材の含水率を15~20%まで下げるそうですが、自然乾燥だけでは内部と外部の水分に差があるのでさらに高温乾燥室に入れて一旦、含水率を10%以下にまで下げるそうです。その後、自然乾燥により時間をかけて12~13%に戻すと安定した状態になります。木材は時間をかけて乾燥させることではじめてネジレ、ゆがみ、反りなどを抑えることができるということで、これは上質なお仏壇を作るためには不可欠な工程ですね。敷地内にある高温乾燥室には紫檀、黒檀、シャム柿などの木材が入っていました。この日はお盆明けということで各地の仏壇店の方々も見学にお見えでした。★松江は来週にかけて雨模様になる予報が出ています。台風の心配な季節になりますね。