2016年を振り返って「梅雨」
2016.12.16

今日の松江はずいぶん冷え込みました。朝方は住宅街の屋根もうっすらと雪に覆われていましたね。★今年の松江の梅雨はそれほど長雨の記憶はありませんが、湿度の高い梅雨になりました。写真は梅雨の時期にアジサイ寺としても有名な外中原町にある月照寺の境内で撮影したものです。梅雨は雨も多くすっきりしない天気が続きますが、この時期は動植物にとっては重要な生命成長の季節になりますね。生き物にとって水は欠かせないもので、梅雨の雨の中で様々な生命が確実に成長します。お釈迦様はこの時期に歩き回ると、芽生えたいのちを知らぬ間に踏みつぶしてしまうかもしれないと考えられたそうで、雨の時期は一定の期間、外に出ずにこもってお弟子さんと修行をして過ごされたということです。これを「雨安居(うあんご)」、「夏安居(げあんご)」などと呼びます。現在でも寺院では梅雨の時期に「安居」を行うそうです。★明日は穏やかな天気になりそうな予報になりました。気温も上昇しそうですね。
2016年を振り返って「春」
2016.12.15

松江は予報では雨になっていましたが午前中には日差しも見られましたね。ただ、気温は上がらない一日になりそうです。★「今年は本当に春が来るのだろうか」と心配になるほど寒かった冬が過ぎると一気に暖かな春が訪れて、桜も平年より5日程度早い開花となりました。写真は今年の3月に石橋町にある千手院の境内から参道脇の桜を撮影したものです。春に咲く桜の花芽は前年の夏に形成されてからはそれ以上は生成されず、ここで一旦「休眠」状態となるそうです。さらに一定期間低温にさらされた後に開花の準備を始めて、その後気温が上昇することで開花になるということです。実は開花のタイミングは秋から冬にかけての気温が大きく関係していて、寒さが厳しければ厳しいほど暖かくなった時の開花が早く、美しく咲くそうです。そう言えば、冬のない常夏の国では日本の桜は美しく咲かないという話を聞いたことがあります。桜は四季のある日本ならではの植物と言えそうですね。★明日はまだ不安定な天気になりそうですが、週末は晴れて気温も上昇する予報になりました。
2016年を振り返って「冬」
2016.12.14

今年も残すところあと半月となりました。仕事以外のことでも慌ただしくなり年の瀬にむかって一層気ぜわしくなりそうですね。★今年に入ってホームページを開設し、同時にこのブログもスタートしました。日頃から持ち歩いているカメラで撮影した画像もブログに掲載しないものは殆ど「お蔵入り」となりますが、そんな未投稿画像とともに数回にわたって2016年を振り返りたいと思います。画像は2月に撮影した「松江城」です。今年の1、2月は大変寒く、豪雪ではありませんでしたが雪が断続的に降った年でしたね。気温も低く、氷点下になる日の多い厳しい冬になりました。水道管の破裂などのトラブルが全国的に発生して水道管の修理工事があちらこちらで行われていました。お仏壇にお供えしている陶器製の花立てや墓石のステンレス製の花立ての水が凍結により漏れ始めたというトラブルもあったようです。これからいよいよ本格的な寒さが訪れますので対策は十分に施したいですね。寒い時期には花立てなどの凍結対策をこのブログでも投稿したいと思います。★今日の松江は朝から冷たい雨が降っています。気温も上がらない一日になりそうですね。
「成道会」
2016.12.08

今日の松江は朝から曇り空になりましたね。ただ、予報では雨の心配はなさそうです。★12月8日はお釈迦様が悟りを開かれた日とされ、今日はそれを記念して定められた法要が各地の寺院で営まれます。これを「成道会(じょうどうえ)」といいます。釈尊は真理を求めて29歳の時に出家し様々な師を訪ねますが満足できず、6年間に及ぶ難行苦行に身を置きます。それでも悟りを開くことができなかった釈尊は難行苦行を捨て、中道(極端でないバランスのとれた状態)にこそ真理があるとして菩提樹の木の下で静かに瞑想し、ついに12月8日の夜明けに悟りを開かれました。釈尊35歳の時です。釈尊が行った最初の説法の内容については様々な説がありますが「中道(ちゅうどう)」と「八正道(はっしょうどう)」の教えを説いたといわれています。煩悩を消し去り安らかな心で生きる「涅槃寂静」の境地に到達するための修行法としての「八正道」は①正見(正しい見解)、②正思惟(正しい思考)、③正語(正しい言葉)、④正業(正しい行為)、⑤正命(正しい生活)、⑥正精進(正しい努力)、⑦正念(正しい集中力)、⑧正定(正しい精神統一・禅定)であるとしています。★週末は不安定な天気になりそうな予報です。気温も下がるりそうなので注意したいですね。